本文へジャンプ

特修生制度とは


「大学入学資格」がなくても大学へ入学できる不思議


大学入学資格と高卒資格
一般に、大学へ入学するためには、「大学入学資格」というものが必要です。
この大学入学資格とは、学校教育法に規定されているもので、この資格を持つ人のほとんどは「高等学校を卒業している人」です。この高等学校は、世間一般に言う、中学を卒業した後に行く、3年制の、あの高校のことです。よく、普通科・商業科・工業科などありますね。もちろん、この高校には、通信制や定時制も含まれるので、4年制のところもあります。

高校じゃないけど高卒資格
しかし、高校卒業と同じ資格を与えてくれる学校って、高校だけじゃありません。
中等教育学校を卒業した者とか、高等専門学校で3年次を修了した者、専修学校高等課程を修了した者、文部科学大臣の指定した外国学校など、実は高卒資格の取れる学校って、いろいろあります。

試験だけで高卒
そして、かつて大学入学資格検定試験と呼ばれた「大検」は高等学校卒業認定試験と名前を変え、略称は「高認」という、試験だけで高卒資格(=大学入学資格)を与えてしまう試験もあります。

実は「高卒資格」とは大学入学資格がある者を指す
学校教育法や関連法規をいろいろ見てみると、日本の法律でいう「高卒資格」とは、大学入学資格のことを指していることがわかります。
ただ、大学入学資格と言われてもピンとこない人もいるかもしれません。だって、ふつう、高校を出ただけでは大学に入学することはできませんよね。入学試験を受けて合格しなければ、入学できないからです。だから、実際のところでは、「大学受験資格」と言い換える方がわかりやすいかもしれません。


お知らせ
中卒・中退・不登校
  誰でもイキナリ大学生

松本肇/趙倖来・著、ぼうごなつこ・画
発行:オクムラ書店
放送大学の資料は、ここから無料で手に入ります。
 ©TRIAL 無断転載を禁ず